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愚禿読む 1月分 [読書]

観て思わず涙を流した映画「おくりびと」から、下記の本まで繋がる。
あの映画は、死と共に生があった。死の近くに居るほど、生は強烈で彩りがあることを実感した。


納棺夫日記 (文春文庫)

納棺夫日記 (文春文庫)

  • 作者: 青木 新門
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1996/07
  • メディア: 文庫



しかし、親鸞の思想は深い、酸いも甘いも、清きも澱みを包括する物凄い思想だなあ。
梅原猛が指摘している通り、右肩上がりの時代が終わり、人口も減ってくる、いわば斜陽の時代にこそ読まれるべき書だ。
鎌倉仏教当時もそうだったそうな。読んでいてゾクゾクするほど、大きく、惹きつけられた。
普通堂々と言えないこと、これが自分を勇気付ける。


歎異抄 (岩波文庫)

歎異抄 (岩波文庫)

  • 作者: 金子 大栄
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1981/01
  • メディア: 文庫



梅原猛の『歎異抄』入門 (PHP新書)

梅原猛の『歎異抄』入門 (PHP新書)

  • 作者: 梅原 猛
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 新書



もう1つの興味。
我は何をして食べていくか。
文章でメシを食べたいが、現実はまだまだ。



書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

  • 作者: 保坂 和志
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 文庫




この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) (よりみちパン!セ)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) (よりみちパン!セ)

  • 作者: 西原理恵子
  • 出版社/メーカー: 理論社
  • 発売日: 2008/12/11
  • メディア: 単行本



大好きな内田樹氏の本をほぼ読み終えたので、こちらに移った。
ビジネスと思想が混ざった、非常に面白い書。


ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y)

ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y)

  • 作者: 平川 克美
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 新書



東京ファイティングキッズ (朝日文庫 う 15-1) (朝日文庫)

東京ファイティングキッズ (朝日文庫 う 15-1) (朝日文庫)

  • 作者: 内田 樹
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2007/05/08
  • メディア: 文庫



谷崎潤一郎を読む。
これは面白かったよ、日本って確かにそうだ。陰翳は経験がなくても僕の中にプロットされている。
厠の記述は秀逸。

陰翳礼讃 (中公文庫)

陰翳礼讃 (中公文庫)

  • 作者: 谷崎 潤一郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1995/09
  • メディア: 文庫



年末年始は、久々に養老節を、頭ではなく「身体」に主眼を置いた視点は、読んでいてとても快と感じる。



虫眼とアニ眼 (新潮文庫 み 39-1)

虫眼とアニ眼 (新潮文庫 み 39-1)

  • 作者: 養老 孟司
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/01/29
  • メディア: 文庫




かけがえのないもの (新潮文庫)

かけがえのないもの (新潮文庫)

  • 作者: 養老 孟司
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/12/20
  • メディア: 文庫



計10冊、間違いないよ。内面のひっかかりがあり、世界の見方が少し変わる良書です。

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